夢と冒険とロマン

アクセスカウンタ

zoom RSS 天使との再会

<<   作成日時 : 2007/11/11 16:44   >>

トラックバック 0 / コメント 5

画像


 以前、「春風と天使」というタイトル名で、走り屋をする僕をきつくたしなめた女性のことをお話しましたが、今回は、その彼女との再会についてお話したいと思います。

 とは言っても、再会とは名ばかりで、一瞬、互いに目を合わせたという程度なのですが。

 僕は、彼女にたしなめられたあと、走り屋をやめました。実際、彼女は命の恩人と言ってもよい人です。いつまでも、あのような危険な行為をしていたら、事故を起こして死ぬなどということも、時間の問題だったでしょう。

 僕は、機会があったら、彼女にその時のことについて、一言お礼を言いたいと思っていました。しかし、名前さえわからぬ人をさがすあてもなく、もう二度と会うことはないだろうとあきらめていたのです。

 ところが、それから3年後、まったくの偶然から彼女と再会することができたのです。

 その日、5月25日(土)、僕は、富士五湖方面にツーリングに行く予定にしていました。しかし、突発的な出来事が発生し、よんどころなく予定を一日延ばすことにしました。

 前々から計画し、土曜日にツーリング、日曜日はゆっくり休養、と考えていたので、この事態には少なからず落胆させられました。

 しかし、その反面、これには何かわけがあるのではないか、というような予感めいたものもありました。運命が何かたくらんでいて、25日ではなく、どうしても26日に行かせたがっている、というように思われてならなかったのです。
 
翌5月26日(日)、天気にもめぐまれ、僕は、中央高速の甲府南インターから、当時オウム事件で有名になった上九一色村を通って、本栖湖へと向かいました。そして、本栖湖、精進湖、西湖、河口湖と順ぐりにまわって、中央高速の河口湖インターから帰途につきました。



 途中、石川パーキングエリア(上り)で休憩をとった時のことです。

 パーキングエリアには、近年になく、たくさんのオートバイが駐車していました。ここ数年はオートバイの台数が減少傾向で、連休中でさえ、売店前の歩道沿いに、数台程度しか駐車いていなかったのです。

 しかし、この日は、往年のにぎわいを思わせるように、歩道に沿って、はじからはじまでびっしりとオートバイが駐めてありました。

 僕は、その車列に沿って走りながら、なんとか駐められるところはないものかと、さがしていました。

 すると、車列のちょうど真ん中へんに、1台分だけスペースがあるのに気がつきました。「しめた!」とばかりに、僕はいそいで、愛車をそこに入れ、売店の方に向かいました。これで、歩道沿いには、オートバイの車列でまったくすきまがなくなりました。ラッキー♪でした。

画像

         歩道沿いは、オートバイでいっぱいだった。

 さて、いつものようにゆっくり休憩したあと、そろそろ帰ろうと思って、自分のオートバイのところに行きました。

 そして、ふと隣のオートバイに目をやると、それは、スズキのGSX−R1100でした。

 「あの時の女性のオートバイに似てるな」と思いました。

 実際、年式も同じもののようでした。

 すると、そのオートバイのライダーがやって来て、同じように帰りじたくを始めました。

 それは、ショートカットの若い女性でした。

 うしろ姿を見たとたん、僕は、「似てるな」と思いました。

 彼女は愛車に積んだ荷物を整理していましたが、そのあいまに、一回だけ、ちらっとこちらをふり返りました。しかし、僕と目が合うと、あわてて向こうをむいてしまいました。

 その顔を見た時、そっくりだと思ったのですが、確認するまもなく、彼女はそのままオートバイにまたがり、そそくさと行ってしまいました。

 僕は走り去る彼女のオートバイのナンバーをしっかり目に焼き付けました。そして、バッグを開けると手帳を取り出して、3年前に書きとめておいた、彼女の愛車のナンバーと照合したのです。

 すると、ぴったり合ったんです!やっぱり彼女でした。あの“天使”だったんです!

 僕はしばらく声が出ませんでした。そうだったのか〜。

 僕は、この偶然の出来事に感動していました。しかし、それと同時に複雑な気持ちにもなっていました。

 彼女にお礼が言えなかったのは残念だったのですが、一方、はたして彼女に声をかけることができたかどうか、疑問だったからです。たぶん無理だったかもしれません。とにかく、もう一度会えただけでも満足です。

 ただ、あの時、彼女の方では僕のことがわかっていたみたいです。あとから考えてみると、彼女の態度には、僕を意識している様子がありありとうかがえました。

 今回の再会劇は、ツーリング予定日の変更とか、パーキングエリアで、たまたま1台分あいていたところが彼女の隣だったとか、いろいろの偶然が重なった結果の出来事でした。いわば、“奇跡の再会”みたいなものです。世の中、面白いことがあるものですね。



                                       Copyright

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
旅人さんにとって、それは偶然じゃなく必然だったのではないでしょうか…忠告してくれた彼女に今の自分を見せるために用意された物の様な気がします。
アレックス
2007/11/11 16:57
 アレックスさんの、おっしゃるとおりだと思います。「オーラの泉」の江原さんじゃないけど、必然だったんですね。
 さて、これから僕たちをどんな必然が待ちかまえているのか。楽しみ?不安?
 なるようになるですね。
旅人
2007/11/11 18:29
 心の声、「いやいや、そんな弱気でどうする。僕たちの未来は、明るく輝かしいものにきまっているだろう」。
 そうです、そのとおりです。明日を信じましょう。

 すべての人に、幸あれかし。 
旅人
2007/11/11 20:05
圧巻ですね〜オートバイの行列(^^)
私と旅人さんがこうして、繋がっているのも
必然ですよね(^^)この偶然から産まれた必然に感謝します。
アレックス
2007/11/20 10:52
 僕のブログに興味を示してくださるアレックスさんは、僕にとって本当に貴重な存在です。また、アレックスさんの魂のこもったブログに出会えたことも、とてもラッキーなことでした。ほかのことはとにかく、この出会いに関するかぎりは、運命とか、必然とかに感謝しなければいけませんね。
旅人
2007/11/21 23:31

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
天使との再会 夢と冒険とロマン/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる