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<<   作成日時 : 2007/12/11 17:57   >>

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 「思想家シュタイナーは青色を魂の輝きだと言った。人は心の中に、それぞれの青を持っていて、時々ひそかに、その青を取り出して青い時に身を浸している。」。これは、モデルの故山口小夜子さんが、2001年8月16日付の朝日新聞(夕刊)に書かれたコラムの一節です。

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         青い空と湖(箱根・芦ノ湖畔にて、12月末撮影)。

 1月も下旬に入ったある日、日差しがあって暖かだったので、

 ひさしぶりに、大垂水峠(おおだるみとうげ)に行くことにしました。

 季節は、1年を通して最も寒いと言われる、二十四節季のうちの大寒。

 しかし、この時期、日本列島の太平洋側地域では光がいっぱいです。

 冬至から一月余りが過ぎ、日も少しづつ伸びてくるこの頃は、光の春とも言われています。

 降雪等で厳しい生活を強いられている雪国の方々には、申しわけないようなぜいたくな環境です。

            *        *        *

 僕は、峠も間近い平坦な道を走っていました。道の両側には、雑木林が続いています。

 雑木林は、そのすべての木々が葉を落とし、無数の細い枝を空に向かってのばしていました。

 その無数の小枝のあいだから、無数の青空が顔をのぞかせ、無数の光が降りそそいできます。

 なんて明るいんでしょう。冬の森には、さえぎるものがないために、光が満ちあふれています。


 日が差さず、ひんやりとした北側(東京側)の坂道を登りきり、峠の頂上を越える(神奈川県側に入る)と、いっきに視界が開けてきます。

 そして、さんさんとした日の光が、再びよみがえってきます。

 しばらく、つづら折りになった峠道を下り、一軒のドライブインに入りました。

 僕がこの峠を訪れるたびに必ず立ち寄るところ、お店のおやじさんや、奥さんとも顔なじみです。


 僕は、駐車場にオートバイ(カワサキのZZR250)を停めました。

 オートバイの色は、ローズピンク&キャンディーレッド。

 僕の服装はというと、ピンクのジャンパーを着て、くびには真っ赤なバンダナを巻いています。

 男だからとか、年だからとか、そういうことはいっさいおかまいなし、自分の愛車の色に合わせ、一番似合うと思う色を自由に選んで着ていました。

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     ピンクのジャンパーとローズピンク&キャンディーレッドのオートバイ。

 僕は、駐車場を出て、前を走る道(国道20号線、とは言うものの狭い峠の山道)を、東京側に向かって歩き始めました。

 道の右側は深い谷になっています。谷は広くて、遙か向こうには、均整のとれた美しい三角錐の山がそびえていました。

 空を見上げると、青い空に白いちぎれ雲が流れて行きます。

 雲は、正面に見える山の、右側の稜線から飛び出して、広くて深い谷を渡り、向こう側の美しい山の方角に流れていきました。

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         こっちの山の右側の稜線から出て・・・

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         こっちの山へと、雲は流れた。

            *        *        *

 小さな雲が、ポッと一つ出て、ツーと流れて行くと、

 次は、ポッ、ポッと二つ出て、ツー、ツーと仲良く並んで流れて行きます。

 またまた、今度は、ポッ、ポッ、ポッと三つ出て、ツー、ツー、ツーと団体さんで、いっしょに流れて行きました。

 僕はその様子を、飽かずにながめていました。


 それにしても、美しい青空。

 その青には、陶器のような光沢があります。

 どこまでも続くその青を見ていると、

 自分自身がその中に、吸い込まれていきそうです。


 空の青に吸い込まれ、無限に広がっていく自分。

 心も無限に広がって、どこからか希望も湧いてきます。

 限りなく青い世界の、遙かなる希望。

 魂は純化され、生命が新たな力を授かります。

            *        *        *

 この大垂水峠で、

 この日も元気をもらった僕は、

 ドライブインで食事をし、しばらく休憩したのちに、

 峠を下って行きました。


 さてみなさん、みなさんの青は、どんな青?



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
私にとって青はやはり青空の色ですかね〜心が疲れてくると、それを見る余裕もなくて^^;
でもそんな時こそ青空見上げて、生きてるだけで○儲けって思うんです!(^^)!
アレックス
2007/12/12 12:03
 以前、アレックスさんから、“空を見上げて心を癒やす”という、自分が忘れていたことを、思い出させてもらいました。アレックスさんのおっしゃるとおり、下ばかり向いてちゃダメですよね。(^^)アレックスさんも心が疲れておられるとのこと。お互い、空を見上げ(たとえ雪空でも)、山を見上げ(妙高山や大垂水峠の旭山)て元気をもらいましょう。
☆⌒\(^^)/⌒☆
旅人
2007/12/12 13:11
やはり青というと空でしょうか?
同じ色ということがありませんね。一瞬一瞬変化しているように思えます。自分の心のあり方でも変化しているような・・・。心に余裕のないときは、空を見上げることもできません^^♪
湖のほとりから・・・
2007/12/12 16:47
 湖さん、空はいつでも僕たちを見守ってくれているような気がします。それに、空はエンタテイナーでもあります。青空、曇り空、雪空、虹、夕やけ空、そして星空。さまざまな姿で、僕たちを楽しませてくれます。今は、東の空に真っ赤な火星が輝いて、僕たちを勇気づけてくれています。
☆☆☆遠く離れた北海道と東京で、同じ星空をながめているなんて、スケール大きくて素敵なことだな〜と思います。☆☆☆
(^^)♪
旅人
2007/12/12 19:49

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