夢と冒険とロマン

アクセスカウンタ

zoom RSS 大垂水・相模湖ツーリング

<<   作成日時 : 2008/12/14 14:17   >>

トラックバック 0 / コメント 10

 大垂水峠(おおだるみとうげ)、相模湖(さがみこ)方面にツーリングに行ってきた。そして、この峠の現状をまのあたりにして、いろいろ考えさせられた。

画像

 旭山ドライブイン駐車場にて。画像をクリックすると、拡大して見られます。拡大した画像の上でマウスポインタがプラスの形になったら、もう一度クリックしてさらなる拡大ができます。

 12月13日土曜日、

 今日は少し寒いが、午後から大垂水峠、相模湖方面にツーリングに行くことにした。

 あしたの予報は雨なので、行くなら今日しかないと思った。

 午後12時頃、自宅前を出発。


 国道20号(甲州街道)を走り、調布インターから中央高速へ。

 中央高速は時間も時間なのですいていた。

 まだ慣らし運転中のため、時速80キロ、6000回転キープで走行。

 しかし、何度やっても慣れない。

 昔からそうなのだが、

 僕の場合、自分がリードしていく分にはいいのだが、

 他者に主導権を握られるのは苦手なのだ。

 次々とほかの車に追い越されるので、

 バックミラーから目が離せない。

 神経がすり減る。

 自己嫌悪に陥ってしまう。


 八王子インターで高速を降り、

 国道16号をへて再び20号へ。

 20号のこのあたりも比較的すいていて、

 八王子市の中心部を抜け、

 高尾方面へと順調に走行できた。


 京王線の高尾山口駅前を通り、

 自動車祈祷所を過ぎると、

 いよいよ山間部に入る。

 ライダーはここで、市街地から出たことを身体で感ずることになる。

 山間部に入ったとたんに、

 気温が一気に2度くらい下がるからだ。

 夏は涼しくていいのだが、

 冬は、一瞬冷凍庫に入ったかのような衝撃を受ける。

 この日は、市街地の方は晴れ間が多かったが、

 山地の方は、どんよりと雲がかかっていて、

 いっそう寒さがきびしかった。


 皮のグローブをはめた手が、凍りそうになりながら走り続け、

 やがて、かつて自分が走っていた走り屋のコースにさしかかった。

 スタート地点を過ぎ第1コーナーへ。

画像

 先の方に見える左カーブが第1コーナー。直角に近い角度でまがっている。12月11日撮影。

 かつての自分だったら、

 この時点で気持ちが戦闘モードになり、

 時速100キロ以上出しているところだが、

 今は、愛車の性能等がまったく把握できていない状態なので、

 ただ、事故らないことだけを念頭に慎重に走る。


 第1コーナーをクリアして第2コーナーへ。

 ここは、右に大きくまがる複合コーナーだ。

 コーナーを半分くらいきたところでRが変わり、

 急にカーブがきつくなっている。

 油断できない。

 しかし、ここは走り屋にとって、ライテクの見せ場でもあるのだ。

 おあつらえ向きに、ここはギャラリーコーナー(見物人の集まるところ)にもなっている。

 かつてはそうだった。

 かつてはと言うのは、

 昔は、大きく右にカーブする道路の、

 左側に沿った部分に、けっこう広いスペースがあって、

 そこがギャラリー(見物人)や、走り屋の居場所兼オートバイの駐車場になっていたからだ。

 ところが、今はガードレールを二重にすることで、

 そのスペースがふさがれてしまっているのだ。

 これは、走り屋対策の一つとして実施されたものだが、

 当局の走り屋対策はこれだけではない。

 コーナーというコーナーには、すべてシケインが設けられてしまっているのだ。

 シケインとは、車両を減速させるための施設のことだ。

 ここの場合は、道路を、厚さの違う縞模様に舗装してあるのがそれだ。

 画像をご覧になっていただくと、路面に赤い縞模様が見えると思うが、

 この赤い部分が、他の部分より厚く舗装してあるのだ。

 結果、オートバイで走ると、車体が暴れ馬のように跳ねるし、

 四輪で走れば、激しい振動に見舞われる。

 これでは走り屋も思うように走れない。


 さらに、この一帯のあちこちに監視カメラらしきものが設置してある。

 白バイのパトロールも頻繁に行われているようだ。(12月11日に来た際にも、旭山ドライブインの駐車場に白バイが来た)

 これでは走り屋もお手上げだ。


 12月11日に四輪でこの峠に来た際、

 ここから少し離れたところの駐車場に、

 走り屋らしき若者たちがたむろしているのが見えた。

 彼らを見て思った。

 “気の毒に!”

 “生まれてくるのが20年遅かったな”


 かつて全国に名をはせた走り屋のスポット、

 大垂水峠は・・・・・

 ・・・・・

 死んだ。


 確かにここでは、

 かつて多くの若者の命が失われ、

 大勢の人が迷惑をこうむった。

 これからは、そういうこともなくなるだろう。

 しかし、若者たちの情熱やロマンは、

 走りを究めたいという一途な思いは、

 いったいどうなるのだろうか?


 サーキットを走ればよいという人もいるが、

 サーキットのハードルは非常に高い。

 普通の高校生にはまず無理なのだ。

 *このへんの事情については、僕のブログ“サーキットを走りたかった”を参照。
   “サーキットを走りたかった”を見る


 この問題に関して、

 最後に、次のように言っておきたい。

 “リスクのない人生は、人間を成長させない”

 “冒険やロマンを愛する心が”

 “人をポジティブにし発展させるのだ” と。



 もちろん、こうは言っても、

 僕としては、決して走り屋の行為を推奨しているわけではない。

 これはむずかしい問題だと思う。

画像

 第2コーナー。12月11日撮影。左側に見えるガードレールが、二重になっているのがおわかりになるだろうか。赤い縞模様の舗装がシケイン。

画像

 かつてギャラリーの居場所となっていたスペース。1992年9月撮影。オートバイは、当時の旅人の愛車、ホンダNSR250R。

画像

        監視カメラらしきもの。12月11日撮影。

 走り屋のコースも過ぎ、順調に走り続ける。

 んが・・・

 非常に寒い!

 標高が高くなるにつれて寒さが増す。

 だんだん弱気になってきた。

 旭山ドライブインが近づいてきた時には、

 “相模湖まで行かなくてもいいから”

 “このままドライブインでメシ食って”

 “本格的に寒くならないうちにさっさと帰ろうか”

 などと誘惑にかられた。

 シケインのガタガタ道にも、

 いい加減いやけがさしていた。


 しかし、僕はそのまま走り続けた。

 アホだな。

 アホだけど、これでいいんだ。

 これがオートバイに乗るということなんだ。

 “理にかなわないことはしたくない”

 “少しでも楽をしたい”

 そう思うなら、

 四輪に乗ればいいのさ。


 んなわけで、

 寒さにかたまりながらも、

 目標にしていた相模湖に到着。

 やれうれしや。(^^)

 記念に相模湖をバックに愛車の写真を撮って、

 即、退散。

 来た道を引き返して旭山ドライブインに向かう。

画像

        相模湖とNinja。

 復路では、シケインも意外と気にならなかった。

 一応目標を達成して、気が楽になったせいかな。

 思ったより早くドライブインに着いた。

画像

        旭山ドライブイン。

 おじちゃん、おばちゃんは相変わらず歓迎してくれた。

 カツ丼を注文する。

 出来上がってくる前に、

 ドライブインの駐車場で、おじちゃんにシャッターを押してもらい、

 写真を1枚撮ってもらった。(冒頭の写真参照)


 撮影後は、いつもの眺めのいい席に陣取った。

 おじちゃんは、僕1人しか客がいないのに、

 それまで消してあったストーブに、

 わざわざ火を入れてくれた。

 こっちは防寒着も着てるし、

 そんなに寒くないからいいのに・・・

 でも気持ちはうれしかった。

画像

        いつもの席。窓の外の眺めがいい。

 待つことしばしで、カツ丼参上〜♪

 カツはその場で揚げてくれたものだ。

 肉が柔らかくてとてもおいしい。

 卵の味もいいし、

 ごはんへの、汁の染み込み具合もちょうどいい。

 味噌汁の味も絶品。

 総じて、やや濃いめの甘辛い味付けが絶妙で、

 すべて僕好みだ。(^^)v


 例によってガツガツと食べる。

 いい年こいて情けな。

 うま過ぎるのがいけないんだよな。

画像

        超おいしいカツ丼だよ〜♪

画像

        駐車場で憩う愛車。

 食後、おじちゃん、おばちゃんに、また来ることを約束し、

 彼らに見送られて帰路についた。

 帰りは、一段と寒くなる夕方にならないうちに帰るつもりで、

 いつもは立ち寄る、石川パーキングエリアにも寄らなかった。

 家の近くのスーパーに寄って、晩のおかずだけ買って帰宅した。


 峠で寒い思いをしたので、

 帰りの高速では、それほど寒さを感じなかった。

 渋滞もなく、すいすいと走れたのもよかった。

 疲れはまったくない。

 いつも思うんだけど、

 オートバイって、疲れない乗り物なんだな。

 やっぱ、オートバイって最高!


 にほんブログ村 バイクブログへ



                                        Copyright

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時

 
週末、留守にしてた隙に
どんどん記事が更新されてますね〜(^^)


「シケイン」って言うんですか
初めて知った!!

これって、
そんな意味があったんですか^^;


自分はてっきり
「ここからコーナーがキツいから
減速注意ですよ〜」

って、親切な印かと
思ってました…^^;



> リスクのない人生は、人間を成長させない

これ、旅人さん、
ご自身が経験されたから
言える事ですね… ( ´ω`)



そうなんですよね、
公道はサーキットでは無いし
対向車も来れば
咄嗟の飛び出しもありますが、


かと言って
サーキット会場を
安く提供する訳でも無いし



どんどん締め出し喰らって
行き場を無くされる
ライダーの立場はどうなるんでしょうね…。


よっ珍
2008/12/15 16:00
 よっ珍さん、こんばんわ。

 シケインは、車両を減速させるための設備で、サーキットで二輪のレース用に臨時に設置される急カーブから、一般道路の凸凹舗装まで形状は様々です。

 東京近辺では、湘南の由比ガ浜にしても江の島にしても、この大垂水峠にしても、あちこちでオートバイの締め出しを行っているようです。渋滞もひどいし、なにをやるにも窮屈で、若者たちが気の毒です。もっと社会全体が寛容にならないと、人間が萎縮してしまいますよ。

 その点、よっ珍さんは人間的なスケールが大きくていいですねえ。

 ここは一つ、よっ珍さんに国会議員になっていただいて、大五郎とオートバイの自由化をお願いしたいです。(←よくわかんないけど・爆)
旅人
2008/12/15 19:49
コンニチワ!
旅人さんのブログではお馴染みの「大垂水峠」というルート、残念ながら私は知らないのですが・・
―かつてはライダーのメッカだった道路が、今はすっかりその面影を消し、情緒がなくなってしまった。当時を知らない最近のライダーは気の毒―と思われた旅人さんの気持ち、何となく解かるような気がします。
失われたロマン・・これはバイクの世界に限らず、すべてが合理主義になってしまった今の時代に当てはまることかも知れませんね。
それにしても、ドライブインの窓外に広がる景色の美しさ・・食欲をそそるカツ丼・・駐車場で憩う愛車・・。
少しだけツーリングの醍醐味をおすそ分けしてもらった気分です
夢見る引きこもり☆
2008/12/16 11:40
 夢見る引きこもり☆さん、こんばんわ。

 大垂水峠は、東京都八王子市と神奈川県相模原市相模湖町にまたがる、高尾山系の峠です。峠を走る道路は国道20号(甲州街道)です。
 この高尾山近辺は、ミシュランの観光ガイドで三つ星を獲得し、国際的にも高い評価を受けています。
 この自然の宝庫を、車やバイクで走るのは実に快適なんです。とっても癒されます。そのため、今の状況は残念でなりません。
 それにしても夢見る☆さんは、こんなバイクネタブログにも、実に的確で味のあるコメントをされますね。これは夢見る☆さんの、人生経験の深さと、豊かな想像力のなせるわざだと思います。
 このようなコメントをいただけるなら、こちらとしてもブログの書き甲斐があるというものです。
旅人
2008/12/16 19:21
カツ丼美味しいそう〜。
ごめんなさい、ここに食いつきました。
冒険ロマン...私も大好きです。
ポジティブかどうかは自信ありませんが。

るいこ
URL
2008/12/18 16:00
 るいこさん、こんばんわ。

 カツ丼、ホントにおいしいんですよ。
 都会風の薄味じゃなくて、
 田舎風の濃い味付けが僕好みなんです。

 僕の住む東京近辺は、
 どこに行っても大渋滞ですが、
 宮崎の方はどうなのでしょうか?

 ところで、僕はバイクじゃないんですけど、
 一度だけ宮崎に行ったことがあります。
 その時は、青島の小さな旅館に一泊したんですが、
 その日に、青島の海岸に台風が上陸してしまい、
 とても恐い思いをしました。

 九州は熊もいないし、景色のいいところが多いし、
 道も走りやすそうでいいですね。
 これからも、素敵なバイクライフを楽しんでください。
旅人
2008/12/18 17:56
「シケイン」って、マンガで名前は知っていたんですがこれだったんですねー。
そそ!
コレ!邪魔ですよね。

こっちの峠はその他に
アスファルトを立て溝に削ってあるんですよ〜。
スリップ対策だと思うんだけどね。
本州にもあるのかな?
慣れない時期は怖かったです(;´Д`A ```

カツ丼美味しそ〜〜♪
「やや濃いめの甘辛い味付け」
私好みでございます(*^_^*)
月子
URL
2008/12/20 23:33
 月子さん、こんばんわ。

 シケインは車両を減速させるための設備です。サーキットで二輪のレース時に設置される、クランクみたいな急カーブがよく知られていますが、一般道路の凸凹舗装もその仲間です。

 縞模様の舗装は、通常はフラットなのですが、大垂水峠の場合、走り屋対策として段差が設けてあります。そのため走行時の振動がひどく、結果として減速せざるを得なくなるのです。しかし、あまりに乗り心地が悪いため、この峠における一般車両の交通量は激減しているものと思われます。

 道路の縦溝(レコード盤とも言われる)は、全国どこにでもあるのではないでしょうか。もちろん、こちらにもあります。

 カツ丼、毎日でもいいくらいです♪
旅人
2008/12/21 00:46
ども!
ちょっとゴブサタになりました。
バイク、乗っておられるようで
ボクは寒いので・・・冬眠(涙)

岡村孝子の記事、思うところ多く
ネタパクらせていただきました。
さめ
URL
2008/12/22 08:33
 さめさん、こんばんわ。

 ここのところ週末に暖かい日が続いているので、走りに行ってます。うんと寒い日は、近くの多摩川沿いを軽く流す程度に走ります。いずれにしても、週に一度はエンジンをかけ、走ってあげるようにしてます。
 ライダーとして復活する前には、復活したら大垂水峠のコーナーを攻めようなんて、心ひそかに思っていたのですが、峠にしても、マシンにしても、今の状態じゃぜんぜん無理です。コーナー攻めは、あきらめるしかないようですね。
 でも、これってよいことなのか、わるいことなのか・・・

 岡村孝子の「夢をあきらめないで」、いい曲ですよね♪
 さめさんのブログにも、さっそく遊びに行かせてもらいますね。
旅人
2008/12/22 20:02

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
大垂水・相模湖ツーリング 夢と冒険とロマン/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる