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zoom RSS 拒食症

<<   作成日時 : 2012/01/23 19:04   >>

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かつて、拒食症を患った時の思い出です。


ん十年前、

九州に旅行した時の写真です。

この2ヵ月後拒食症に・・・


画像

       長崎湾の遊覧船にて。

みなさんは、拒食症という病気をご存じでしょうか。

この病気は、

正式には神経性無食欲症と言い、

肉体的な病気はないのに、

食欲が減退していき、

最悪、死に至るというものです。

一般的には、

若い女性がダイエットに夢中になるうち、

食事をあまり摂らなくなったり(拒食)、

逆に食べ過ぎたり(過食)する状態を、

交互に繰り返すような症状が広く知られていますが、

それだけではなく、

この病気の原因も症状も、

さまざまなようです。

例えば、

かつて世界のポップス界を席巻していた、

兄妹デュオ、カーペンターズのカレンが、

拒食症で亡くなったのもその一例です。


カレンは、

兄リチャードをスターにすることしか頭になかった母親に、

幼い時から無視され続けて育ってきました。

そのため、彼女は、

母親の関心を惹くため、

ひたすら兄に尽くしてきたんです。

だから、後年、

才能のない兄に代わって、

自身がボーカルをつとめ、

世界的なヒットを連発している時も、

常に兄に対する罪の意識にさいなまれていました。

彼女の頭の中には、

兄を陰で支える自分以外存在しなかったんです。

ところが、

そのように、一生兄のために、

自身のすべてを捧げるつもりだったカレンに、

思わぬ出来事がふりかかったんです。

それは、兄の結婚でした。

それを知った時、

おそらく彼女は、

自身が不要な人間になったように、

感じたんだと思います。

それ以来、

彼女は精神のバランスをくずし、

拒食症になってしまったんです。

そして、ついには、

32才という若さでこの世を去ってしまいました。


僕の場合は、

そのような複雑な事情などなく、

至極単純でした。


九州へ旅行した際、

旅先で、しばしば自販機の清涼飲料を飲んでいたんですが、

飲み過ぎたせいか、

旅行後、

体重が3キロくらい増えてしまったんです。


“少し体重をおとすか”


そう考えた僕は、

食事の量を減らすことにしました。

それが、

のちに地獄の苦しみを招くことになろうなどとは、

想像さえしないで。


とりあえず、

ご飯の量をそれまでの半分にすることにしました。

外食の時は半ライスにしてもらい、

自宅で食べる時も、

ご飯をいつもの半分くらいにしました。


ところが、

そのようにしているうちに、

その半分の量のごはんを食べるのが、

きつくなってきたんです。

食べる前はお腹がすいているのに、

食べ始めると、

すぐにお腹がいっぱいになってしまうんです。

僕はアセリました。

一生懸命食べようと努力しました。

しかし、

数口食べただけで満腹感を感じてしまい、

食べるのが非常に苦痛でした。

しまいには、

テレビでインスタントラーメンのCMを見るだけで、

吐き気がするようになってしまいました。

僕の身体(脳)は、

完全に食べ物を拒否するようになってしまっていたんです。

おそらく、食事の量を減らし始めた段階で、

身体(脳)がかってに、


“もう食べなくていいんだ”


って判断してしまっていたんだと思います。


なんて恐ろしい、

無能で愚劣な、

身体(脳)なんでしょうか!

自らの主人(あるじ)を、

死に追いやろうとするなんて!!



生きるために、

吐きそうになりながらも、

必死でご飯をかき込む日々が続きました。

でも、やはり少ししか食べられませんでした。

体重は減っていく一方です。

そのような状態が2ヵ月くらい続き、

僕は、ついに大きな病院で診てもらうことにしました。


僕を診てくれた病院の先生は、

胃腸科の医長で、

年配のベテラン男性医師でした。

彼は診察時に、

僕の首のあたりから胸のあたりを触りながら、


“すごくこってる。”

“これじゃ食欲がないわけだ。”



と言いましたが、

当時の僕には、

それが何を意味するのかさっぱりわかりませんでした。

結局その日は、

胃のレントゲンの予約だけして帰宅しました。

そして、後日検査を受け、

いよいよ検査結果を告げられる日がやってきました。


僕は、てっきり、

自分は深刻な病気だと思い込んでいたんで、

当日は極度の緊張状態でした。

そのため、

名前を呼ばれて診察室に入り、

医師の前に腰かけた時には、

ビビリまくって、

気が遠くなりそうな状態でした。

僕は、神妙な態度で、

“宣告”を待ちました・・・


ところがです。

医師は僕のレントゲン写真を、

1枚また1枚と見上げながら、

こんなことを口走ったんです。


“なんだこりゃ!”

“なんでもねえじゃねえか!!”




ガーーーーー((( °Д °)))ーーーーーン!!!!



あろうことか、

医師は全然問題ないと言うんです。

乱暴なべらんめえ口調で・・・



その言葉を聞いて、

自分が想定していたこととのあまりのギャップに、

僕は逆にショックを受けてしまいました。

頭の中は真っ白です。


僕は何も考えられず、

ふらふらと診察室をあとにしました。

そして、昼食がまだだったので、

そのまままっすぐ、

病院の地下にあるレストランに向かいました。


レストランに入ると、

ぼーっとした頭のまま、

無意識に好物のナポリタンを注文しました。

そして、

なんと!

あっというまにたいらげてしまったんです!!



あっ、食べられちゃった!!


食べ終わって初めて、

自分が全部食べてしまったことに気づきました。

拒食の症状が、

消えてなくなっていたんです!

その時の驚きと喜びといったら・・・

これで生きられると思いました。



おそらく、

深刻に悩む僕に対して、

医師が安心させるために、

わざと行った乱暴な言葉遣いが、

一種のショック療法となって、

僕の症状を消滅させたのだと思われます。

ベテラン医師の機転と思いやりに、

ひたすら感謝です。

おかげで命びろいしました。


それ以来、

僕の食欲に問題はありません。

それにしても、

人間の身体(脳)って不思議ですね。

て、いうか、


僕の身体(脳)って、

恐ろしい。



拒食症が治ったあと、

気分を新たにして、

憧れていた南国高知に旅行しました。

下はその時の写真です。

2月だったんですが非常に暖かく、

いろんな意味で、

心に春を感じた旅でした。


画像

       高知・桂浜にて。

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            高知城の梅園にて。

この青いダウンジャケットは、

オートバイに乗る時にも着ていました。


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            *        *        *

話は変わりますが、

今、テレビで大人気の手相芸人、

小林秀平氏によると、

手相に下のような線(赤い部分)があると、

とっても幸運なんだそうです。

画像


この線は覇王線(はおうせん)といって、

金運、財運、

その他あるゆる面での成功が約束された、

億万長者の相ともいわれる、

最高の線だということです。


しかしですねえ、

あるんですけど、

自分にも・・・

この線が・・・ ( ̄・・ ̄)

でも、

じぇんじぇん運がよくないんですけどぉ。 ( T _ T )



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
旅人さん、コンニチワ。
そういえば、最近あまり「拒食症」、「過食症」という言葉を聞かなくなりましたが・・
やっぱり何らかの「摂食障害」で苦しんでいる人は、依然として多いのでしょうね〜。
尤も、旅人さんの場合は、ちょっとしたきっかけで「拒食症」になり、ちょっとしたきっかけで治っちゃった!(笑)という事ですから、メデタシ、メデタシです。
だからでしょうか、その後、旅人さんが「心に春を感じた」という高知での写真は、何かが吹っ切れたような、穏やかな表情をされていますものね。
考えてみたら、メンタルなものが全ての「肉体」を牛耳っているのですから、人間の「食欲」とか「嗜好」って、摩訶不思議です。
それにしても旅人さん。
せっかく持ち合わせた「億万長者」の手相、無駄にする事はありませんよ。
何事もこれからが勝負時ですから、是非ともゲットしてくださいね。
夢子
2012/01/26 11:34
夢子さん、こんばんわ。

なにしろ、食べ物を見ただけで吐き気がするような状態でしたから。
あのままいったら、間違いなくカレン・カーペンターと同じ運命をたどっていたと思います。
僕の人生で最大のピンチでした。
今生きてるのは奇跡のような気がします。
一方、人間の寿命というのは生まれた時から脳にプログラムされていて、死はそれによって突然もたらされるという話です。
つまり、人間は時限爆弾を抱えて生きてるようなものだと。
だとすると、拒食症の時はそのプログラムが起動してなかったということなんでしょうね。

それにしても、
僕の人生はこんなことの連続で、
悪いことばっかり、
いいことはまったくなしです。

拒食症治癒後の高知旅行は、まさに旅人復活の旅でした。
早春の光の中で、見るものすべてが輝いて見え、生きてることの喜びを心から実感しました。

AKBの出演する番組によく登場するので、僕は小林氏の占いはけっこう見てるんですが、同じく覇王線があるという番組出演者のそれより、僕の線の方がずっと濃くてはっきりしています。
しかし、僕のようにドロップアウトしちゃってる人間には、占いの法則もあてはまらないのかもしれません。
旅人
2012/01/26 18:17

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