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zoom RSS 伊豆・伊東ツーリング

<<   作成日時 : 2012/06/11 06:13   >>

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珍しく、伊豆の伊東で観光してきた。


5月の連休が明けたら、

平日に伊豆の白浜に行きたいと、

ずっと思ってた。


伊豆の白浜海岸は、

今まで何度か行なった下田方面へのツーリングで、

海岸線を走りながら眺めたことがあった。

そして、その日本とは思えないような、

真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海に、

心からの感動を覚えたものだった。


オレは和歌山の白浜海岸も見たことがあるし、

千葉の白浜海岸も見たことがある。

でも、この伊豆の白浜海岸が一番広くて、

砂の色も一番純白に近かった。

だから、

いつかここで、

美しい海を思う存分に楽しみたいと思ってた。


平日に行きたいというのは、

休日は混雑しちゃってどうしようもないからだ。


20数年前、

連休中の5月3日に、

南伊豆の妻良(めら)までツーリングしたことがあったんだけど、

スリ抜けしながら行ったにもかかわらず、

東京から修善寺まで5時間もかかっちゃって、

こりごりしたことがあるんだ。

帰宅は深夜になっちゃったよ。


それで、

平日で天気のよい日

という条件でチャンスをうかがってたんだけど、

週間天気予報をもとに候補日を決めても、

その日が近づくと必ず何か障害が発生して、

実行するにいたらなかった。

何度挑戦してもダメだった。

で、

これじゃあ年内のツーリングは無理かな?

なんてあきらめムードだったんだけど、

これが最期、

これでダメだったらもうあきらめようと思ってた、

6月4日・月曜日、

ついにそれが実現することになった。


当日朝、

雲は多めだったもののなんとか晴れてくれた。

慢性化していた腰の痛みは、

この日はそれほどでもなかったが、

万が一のため、

一応、痛み止めと胃薬を2錠づつ携行することにした。


それと、

お腹の調子がここ2日くらいよくなかったので、

トイレの使用を想定して、

携帯用除菌ウエットティッシュを2袋持って行くことにした。


10時半頃自宅を出発。

東名高速を一路厚木インターへ向けて走る。


けっこう空いてた。

80〜100キロくらいで流れている。

法定速度徹底遵守の方針なので、

第1車線を流れにのって走った。


厚木インターで東名を降り、

厚木・小田原道に入る。


ここは制限速度が70キロなのだが、

大半の車が100キロ以上出している。

途中、反対側の上り車線で、

オートバイが白バイに捕って、

路肩に停車させられているのを見た。

また、そのあと同車線を、

覆面パトカーが赤色灯を出した状態で、

疾走していくのも見た。

さらに、帰りには、

家族連れを乗せたワンボックスが、

パトカーに捕まってるのも。

平日は休日より取締りが厳しいようだ。


平日はトラックや高齢者の運転する乗用車が多く、

みな、それほどスピードを出してないんだけどな。

それより、

休日に120キロ以上出して走ってる、

調子こいたレジャー帰りの車を捕まえて欲しいよ。


この道路は、

25年くらい前に毎週のように走ったところなのだが、

大磯のあたりはほかより気温が低くて、

いつもひんやりとした空気に包まれる。


今回、2009年4月以来3年ぶりに走り、

この日東京では、

26度5分まで気温が上がったようだったが、

この区間はやはりひんやりしていて、

ジーパンをはいた足が寒く感じた。


小田原東パーキングで昼食を摂ることに。

実は、以前から、

今度来た時はここで天玉うどんを食べようと決めていたのだ。

好物だし、

25年くらい前によくここで天玉うどんを食べていたので、

楽しかった当時を再現してみたいとの思いもあった。


売店で天玉うどんを注文。

少し待たされたが、

番号を呼ばれて行ってみると、

つゆの色が薄く、

かき揚げも以前と感じが違う。

なんか上品だ。

以前のものは、

工場で大量に作られたもので、

見るからに品がなかった。

今回のものは、

注文を受けてからその場で揚げたもののようだ。

待たされたのはそのためだった。

去年、足柄サービスエリア(上り)で食べたかき揚げもそうだったし、

今は、このようにその場で揚げるのが一般的なのかな。

とにかく、つゆもダシが利いていておいしいし、

かき揚げも以前とは比較にならないくらいおいしかった。

ただし、うどんそのものはダメ。

昔のようにゆでて間もないものではなく、

ここ10年くらいで普及し、

今ではほとんどすべての店で採用している、

冷凍ものだったので。

冷凍のうどんには、

小麦の風味がまったくないし、

食感もよくない。

小麦の風味がないのは、

うどんじゃない。


画像


用心のため一応トイレに入ってから、

小田原東パーキングを出発。


しばらく走り、

小田原東インターで厚木・小田原道を降りた。

しかし、これが間違いだった。


本当は小田原西で降りなければならなかったのだ。

しばらくぶりなので、

すっかり忘れてしまっていた。

おかげで、小田原市内をさんざん走らされてしまった。


それでもなんとか国道135号線にたどり着き、

海沿いを走り始める。

潮の香をかぎながら。

真鶴方面へと。


昔だったら、

海を見たり潮の香りをかいだだけで、

気分がウキウキして、

元気が出てきたものだが、

今は何も感じない。

雲が多いため、

海の色も墨絵のように黒ずんで、

きれいじゃなかったし。


135号と真鶴道路(旧道)との分岐点で、

当初の予定通り、

真鶴道路(旧道)に入った。

この道は山の上を走っているのでカーブが多い。

いわゆる峠道なのだが、

一方で沿線には民家も多く、

生活道路でもあるので、

スピードを出すのは控える。


真鶴道路をゆっくりと走って、

同道路の中間地点を過ぎ、

かなり湯河原寄りの地点まで来たところで、

愛車を停めた。


画像

       絶景スポットで停車。

ここは、オレのお気に入りのビュースポットなのだ。

愛車を降りて、

道路から崖にせり出した八畳くらいのスペースに入る。

このスペースはみかん農家の人たちの作業場所なのだが、

あたかも景色を見るために作られたステージのようで、

眺めが最高なのだ。

みかん畑になっている斜面の彼方には、

どこまでも青い大海原が広がっている。

そこには白い船も浮かんでいる。

船尾に帆をつけた漁船だ。

また、遥か下の海岸沿いを走る道路には、

豆粒のような車が走っている。


本当に絶景だ。

眺めていると雑念がふり払われて、

心がどんどんピュアになってくる。


冬は黄金色に輝くみかんが美しいし、

5月頃には、

愛らしい小さな星形の白い花を見ることができる。


オレは、今から25年前の1987年から、

ここを通る際は、

必ずこの場所でいっぷくすることにしていた。

当時のオレは、

ここをイタリアの地中海に面した、

オレンジの園に例えたり、

童謡「みかんの花咲く丘」に歌われた、

のどかな風景に模したりして楽しんでいた。

それで、今回時期的に、

みかんの花が咲いているかと期待して来たのだが、

残念ながらすでに散ってしまったようだった。


そもそも真鶴道路には、

見晴らしの利く場所などほとんどないのだ。

もしかしたらここが唯一の場所なのかもしれない。

しかも、ここは、

“オレしか知らない秘密のスポット”

厳密に言うと、

“オレとここのみかん畑で働く人しか知らない場所”

ということになるのだが。




★今回撮った写真

今まで撮った中で一番よく撮れた。

みかんの木の濃緑が、

さんさんと降りそそぐ日の光に輝いて、

いっそう鮮やかに見えるし、

(6月は木々の緑が最も美しい季節だと思う)

今までなぜかフレームに入れてこなかった空が、

偶然とはいえ、

フレーム内にしっかり納まって、

水平線の上に大きく広がっているし。

やっぱり海は、

空とコンビを組んでないと、

人を惹きつける魅力を失ってしまうよね。

ただ、残念ながら、

白い船はあまりに小さ過ぎて写らなかった。


たった1枚しか撮らなかったのに、

いつもは何枚撮っても水平に撮れない水平線が、

奇跡的にほぼ水平に近い状態で撮れたのが、

すごくうれしい。


画像

       今回撮った写真。晴れてきたので海の色がきれい。


★2009年4月に撮った写真

空は写ってない。

みかんの葉の緑も、

常緑樹なので、

4月ではまだ鮮やかではない。


画像

       2009年4月に撮った写真。夏みかんがなってる。


★1987年12月に撮った写真

冬なので、

みかんがたわわに実ってる。

前述のように、

当時、オレは、

この場所をイタリア地中海のオレンジの園だと、

自分に思い込ませていたので、

ここにたたずみながら、

カンツォーネ「帰れソレントへ」の、


〽オレンジの園は〜♪

というさびの部分を頭の中で繰り返し奏でていた。


空は写ってるんだろうけど、

はっきりしないし水平線も見えない。

アナログ写真なので、

画質がだいぶ落ちてる。


画像

       1987年12月に撮った写真。みかんがなってる。

写真を撮り、

しばしのあいだ景色を楽しんだあと、

一路白浜目指して愛車を走らせた。


いったん135号を離れ、

有料の熱海ビーチラインで熱海方面へ向かう。


ガラガラのビーチラインを、

時おり波しぶきを受けながら快適に走行したのち、

再び135号に戻り、

伊豆半島を南下する。


ところがここでちょっとしたアクシデントが。

小田原あたりから続いていた頭痛が、

このあたりにきて、

いっそう激しくなってきたのだ。


後頭部の右側の真ん中へんが、

局所的に圧迫されるように痛む。

白浜まではまだ70キロ近くあるし、

もう1時過ぎてるし、

明るいうちに帰宅したいという思いもあるし。


この時点でオレの気力は、

完全になえてしまっていた。

で、

白浜はあきらめることに。


とりあえず、

頭痛がガマンできなかったので、

最寄りの道の駅、

「伊東マリンタウン」で休憩することに。


道の駅に入り、

バイク置き場に愛車を停車させて、

ヘルメットを脱ぎかけた時、

あることがひらめいた。


もしかして、

頭痛の原因は、

バンダナの結び目ではないだろうか?



案の定、

ヘルメットを脱ぎバンダナを外すと、

頭痛はぴったりと治まった。

予感は当たっていた。


バンダナの結び目の位置が悪くて、

小田原でつけて以来、

ずっと右後頭部を圧迫していたのだ。


頭痛がなくなってホッとしたが、

もはや白浜へ行く気など失せてしまっていた。

そこで、

以前から白浜の次に行きたいと思っていた。

伊東のサボテン公園と大室山(おおむろやま)に行く先を変更。


サボテン公園や大室山は、

二十歳くらいの頃、

仲間と遊びに来てとても楽しい思い出のあるところだ。

また、何十年も前に、

母(2008年8月逝去)が旅行したところでもある。

オレは、若い頃味わった楽しい気分を、

その場所へ行けば、

再び味わえるのではないかと期待していた。


伊東マリンタウンを出て、

135号をさらに南下。

一碧湖(いっぺきこ)の標識を見つけて左折し、

まもなく同湖に到着した。

画像

       一碧湖。雲が多いため、景色もパッとしない。

湖は池のように小さかったし、

曇りで景色もパッとせず、

周囲にも特に見るべきものはなかったので、

写真を撮るとすぐに出発した。

目指すサボテン公園はもうすぐそこ。

そして、大室山はそのサボテン公園の前だ。


サボテン公園の近くまで来た時、

道路わきに大きな鳥がいるのが目に入った。

よく見るとクジャクだった。 

一般の道路を、

クジャクが普通に歩いてた。 (°Д °;)


クジャクは2〜3羽いた。

画像


まもなくサボテン公園に着いた。

入口の料金所ゲートで止まると、

バイクは無料だからそのまま駐車場へ行ってください

と女性係員から言われたので、

駐車場へと向かったのだが、

これがけっこう距離があって険しい道のりだった。

なかでも駐車場のすぐ手前のV字カーブは最難関で、

狭くて急坂で、おまけに路面はデコボコときてる。

下りになる帰りは、

バイクを降りたくなるほど恐ろしかった。

もし途中で対向車にでも遭遇したら、

避けきれる自信なんてまったくなかった。


さて、大枚1800円を払ってサボテン公園に入園。

園内にはチンパンジーとかカピバラとかペリカンとか、

何種類もの動物や鳥が飼育されていた。

ちょっとした動物園だ。

サボテンの温室へ向かう途中、

視線を感じてそちらの方を見ると、

1匹のチンパンジーが閑そうにこちらを眺めていた。

チンパンジーとこちらのあいだには、

オリも柵もいっさいない。

幅3メートルくらいの、

水を満々とたたえた堀のようなものがあるだけ。

なんかチンパンジーが、

泳いでこっちに渡ってきそうな気がした。


それにしても、

チンパンジーって、

ホント人間に近い感じだな。

まるで原始人と対面してるようだったよ。

ちなみに、

彼にはこちらに対する警戒心や敵意などなく、

ただ、もの珍しげに眺めているだけのようだった。

むこうにしてみれば、

こっちが観賞すべき珍しい動物ってところなのかな。

なお、

写真を撮ると相手を刺激することになると思い、

動物の写真撮影は控えた。



★温室の中のサボテン

画像


画像



★サボテンの花

肉厚で色が鮮やかでツヤがあって、

本当にきれい。

トゲだらけで近づきがたい姿との対比で、

いっそう美しく見える。


画像


画像


昔のように興味を惹かれなくて、

結局、サボテンをちょこっと見ただけで、

順路を逆走して、

入口から外に出てしまった。

滞在時間わずか15分。

駐車場から、

前述の恐ろしいV字カーブを曲がって、

目の前の大室山に向かった。


10数分で大室山に到着。

て・・・

方向を間違えて遠回りしちまった。

本当は2〜3分の距離。


さっそくリフトに乗ることに。


大室山は草原でおおわれた火山だ。

定期的に山焼きをして木を生えさせないらしい。

画像

       大室山とリフト。

一見なだらかそうに見えるが、

リフトに乗ってみるとけっこう急斜面だ。

画像

       リフトで登っていく。

二十歳の頃リフトで登った時は、

まったく恐いという感覚はなかったのだが、

今回登ってみると、

上りの時でさえ恐い感じがした。

とてもじゃないけど、

後ろをふり返って景色を眺める余裕なんてなかった。

画像

       山頂にある標識。

山頂からの眺めは絶景で、

相模湾とその沿岸の山々や市街地が一望の下に見渡せた。

画像


まず写真を撮り、

ひととおり景色を眺めたあと、

再びリフトに乗って下山することにした。

かつてのように火口一周なんてしない。

面倒くさいから。

年はとりたくないもんだな。


下りのリフトからの眺めは格別だった。

しかし、気を張って写真を撮ったあとは、

ひたすら恐怖に耐えた。

支柱のところで揺れるし、

ふもとの方を見ると垂直に降りていくような感じで、

足がすくむようだった。

手すりを握る手にベットリと汗をかいた。


しかし、

オレがこんなにみじめな状態でいるのに、

すぐ下にいたカップルは終始イチャイチャしてやがった。

画像

       下りのリフトからの眺め。すぐ下のカップルがイチャついてた。

リフトを降りるとすぐ、

そのカップルが猛然とダッシュし始めた。

驚いて先を見ると、

1台のバスが停まっている。

彼らはそれに乗ろうとしているようだった。

しかし、

結局それに乗れなかった。

で、

オレが愛車のそばで帰り支度をしてると、

彼らは、オレのほんの数メートル先に停まっていた、

タクシーに乗って帰っていった。



あ〜あ、気の毒に・・・  ( ̄一+ ̄) 〜♪



さあ、

あとは家に帰るだけ。


135号に出るには、

どっちへ行ったら一番近道なのかがわからず、

来た道を戻ろうか別の方向に行こうかと迷ってると、

運よく、

交差点のところに白バイが隠れているのを見つけたので、

彼に道を聞くことにした。

その若いお巡りさんは、

終始笑顔で懇切丁寧に教えてくれた。


135号を小田原方面に向かって走る。

市街地に入ったら、

スタンドを見つけて給油するつもりだった。

往路の小田原あたりから、

給油ランプがつきっぱなしだったからだ。

家まではもちそうもなかった。


伊東の市街地で最初に見つけたスタンドに入った。

女性の店員さんが応対してくれた。


給油後、

エアチェックをお願いしたら、

なぜか彼女の顔が曇った。

見るからに自信なさげだ。

で、持ってきたポンプを見てビックリ。

見たこともないようなタイプだ。


彼女はまずフロントの方から作業し始めた。

ところが、

彼女がタイヤのバルブにポンプのノズルを固定しようとして、

なんか一生懸命回してたのだが、

なかなかうまくいかず、

シューシューと空気のもれる音が・・・

こちらとしては、気がきじゃない。

空気を入れ終わって、

ノズルをバルブから外す際にも、

うまく外すことができず、

派手にシューシューとやってくれた。

たまりかねて空気がもれてるって言ったのだが、

彼女は大丈夫だと言う。

なんかヤケクソみたいな感じ。

フロントが終わったあと、

リアにも入れようとしたんで、

リアは大丈夫だからと断った。


この状況に、

高速を多く利用するこれからの走行に不安がつのったが、

いざ乗ってみるとけっこう乗り心地がよく、

規定値以上に空気が入ってる感じだったので、

ひとまず安心した。


それにしても、

スタンドは空気圧を点検するよう義務づけられてるのに、

あれじゃ、無理だろう。


135号を走って真鶴あたりまで来たが、

復路は、

住民の迷惑になるであろう真鶴道路(旧道)は、

通らないつもりだった。

しかし、

有料の真鶴ブルーラインに乗りそこねたうえ、

135号が真鶴の市街地で大渋滞するにいたり、

やむなく真鶴道路(旧道)に入った。


その真鶴道路も全体の4分の3を過ぎた頃、

道路の左側に、

一列に並んで美しい花をつけている、

タチアオイが目に入った。

この花は往路でも目にしていて、

その時写真を撮りたいと思ったものの、

例の絶景ポイントへ急ぐあまり、

通り過ぎたのだった。


今度はもう急ぐ必要もないので、

愛車も入れて写真を撮った。

自分、この花けっこう好きだ。

画像

       タチアオイの前に停車。

画像

       赤とピンクは気持ちを引き立て、明るくしてくれる。

しかし、

庭でもない道路わきのこんな場所に、

いったい誰がこの花を植えたんだろう。

世話も大変だろうに。

おそらく、

通行するドライバーやライダーの気持ちを、

和ませてあげたいという、

優しい気持ちからなんだろうな。


真鶴道路(旧道)から再び135号に出ると、

先ほどの渋滞がウソのように車が順調に流れていた。


スムーズに流れる海岸沿いの道を快適に走って、

そのまますんなりと、

厚木・小田原道に入り、

厚木インターまで行った。


厚木インターから東名に入ったが、

いつも休憩する海老名サービスエリアには寄らず、

港北パーキングまで行くつもりでいた。

そこにカレーがあったら食べたいと思っていたのだ。

順調に流れる東名を、

例によって法定速度で、

基本、第1車線をゆっくりと走り、

ほどなく港北パーキングに着いた。

ところが、

久しぶりに来たこのパーキングにはなにもなかった。

そのくせ焼き鳥なんか売ってやがんの。

酒類なくて焼き鳥だけあってどうすんだよ。


しかたなく、

いつものスーパーで弁当を買って、

自宅で食べることにした。

なんかパッとしないけど、

これが一番落ち着くかも。


今回のツーリングでは、

初めて観光らしいことをした。

今まで、ただ走るだけで、

一般の観光客がするようなことはしたことなかったんだけど。


でも、楽しかった昔のように、

今度もまた楽しめるかと期待してたら、

全然だった。

サボテン公園の様々な施設も、

大室山周辺の自然の風景も、

ひとりぼっちのせいか、

なにもかもがむなしいものに見えた。

目に映るものすべてが、

自分と関係ないような気がした。


しかし、体力的にはまったく問題なかった。

今回のツーリングでは、

2008年10月にライダーとして復活してから、

最も長い距離を走ったし、

あまり休憩もとらなかったにもかかわらず、

少しも疲れを感じなかった。

わずかにオシリが痛くなった程度だった。

腰の痛みもまったく出なかった。

さらに、全行程を通じて、

過去何百回と行ったツーリングの中でも、

トラブルは少ない方だった。


サボテン公園や大室山では、

若い頃のような感動は味わえなかったけど、

真鶴のみかん畑から見た空と海は、

昔と変わらず青く澄んでいた。

心が洗われるような心地がした。

おそらく、

オートバイじゃなかったら、

これほどの感動はなかったろう。

なんだかんだ言っても、

オートバイって、

人の感性を高めてくれるんだな。


やっぱりオートバイはいい。

乗ると感覚が研ぎ澄まされ、

さまざまなものが見えてくる。

普段、なにも感じないようなことにも、

心を動かされる。

たくさんの出会いがある。


きらめく大海原や、

遙か彼方の水平線は、

萎縮した心を解放してくれるし、

連なる山並みや、

その山肌を覆う緑の木々は、

乾いた心をうるおしてくれる。


タイトなコーナーに出会えば、

胸が熱くなるし、

道ばたに可憐な花を見かければ、

猛々しい気持ちも鎮まり、

心が穏やかになる。


現在のオートバイを取り巻く状況を考えると、

絶望的な気持ちになるのは確か。

このままいけば、

いずれは、日本からオートバイが消えてなくなるだろう。


それでも、

オレはオートバイに乗り続けよう。

たとえ最後のライダーになったとしても。


オートバイが好きだから。

エンジンとの会話が楽しいから。

流れる景色に心が躍るから。


人生がうまくいかなくて、

道に迷い、途方にくれていても、

オートバイに乗れば、

自分を取り戻すことができる。

生きてることを実感し、

喜びを感じることができる。


だから、

オレは、オートバイに乗り続けよう。

ラストライダーとなっても。



オレは

光を求めてさまようだろう

心の奥底にいまだ消え残っている

なけなしのプライドをかけて

懲りずに

恥をさらしながら

生きてるかぎりは



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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
ツーリング楽しそうですね。
オートバイは、車と違っておっくうな乗り物ですからね
車の快適さを知ってる上で
単車を愛する人は、やっぱり好きなんだと思います。
オートバイは、前にしか進めません、後ろを振り返っても、前に勧んで行きます。
自分の走った跡をラインでのこして。振り返らず、前だけに進みたい!私はそういきたい。
現実では、中々難しいですが…
バイクに乗って居るときは、前を見て生きている気になれます。今回で最後と思わずに、前を見て次の場所を目指して走って下さい。私は旅人さんの、人間くさい所が大好きです!
走りましょう!次の場所へ!
お互いに。

アレックス
2012/06/15 09:13
アレックスさん、こんばんわ。

ちょうど昨日、アレックスさんのブログを訪問し、どうされているかと思いをめぐらせたばかりだったので、今日ご訪問いただいたことに不思議な縁を感じました。

気落ちすることばかりで、自分はいつまでもつんだろうと自問する日々が続きました。
最近はやる気も失せ、ツーリングに行くのも、ブログを書くのもおっくうになってしまっていました。
孤立しながら、完全に自分を見失っていました。
そんな中、アレックスさんの言葉に衝撃を受けました。

>ツーリング楽しそうですね

こんなツーリング記事でも、楽しそうだと思ってくれ、喜んでくれる方がいると思うと、勇気が湧いてきました。
そして、僕よりずっと厳しい状況の中で、必死で戦っていらっしゃるアレックスさんに逆に励まされたことを思うと、自分が恥ずかしくなってしまいました。
前を向いて生きること、ツーリングを楽しみブログを書き続けること、そのような方向に、背中を押してもらったような気分です。
アレックスさんには本当に感謝しています。
続く
旅人
2012/06/16 01:01
そうですね、オートバイに乗ってる時は前しか見ませんよね。
おかげさまで思い出しました。
“走り”の感覚を。
峠を走ってる時は、常に目前のコーナーに全力集中です。
それをクリアするために、全身全霊を捧げます。
余計なことなどいっさい考えません。
なんせ、命がかかってますから。

そのように、コーナーに向かって突進していく中で、恐怖と、それを克服することの喜びを感じるんです。
生きていることを実感するんです。

おっしゃるように、人生もそれと同じですね。
前進しチャレンジすることで新たなる道を切り開き、同時に生きる喜びを見出す。

いや〜、さすがはアレックスさん。
人生をオートバイの走りに例えるなんて、素晴らしい発想です。
アレックスさんは生き方そのものがライダーなんですね。
アレックスさんこそ真のライダーなんだと思います。

お互い、明日に向かって走り続けましょう。
旅人
2012/06/16 01:28
旅人さんの凄い所は、短い文章に込めた想いを理解してくれるのが凄いです。
ありがとうございます。
走りましょう!
アレックス
2012/06/16 11:30
アレックスさん、こんにちわ。

ライダー同士、気持ちは一つですから。
おっしゃることは、理解するというより直接心に響いてきました。

忘れかけていた大切なことを思い出させていただき、
こちらこそ、ありがとうございます。
走りましょう、人生を楽しみましょう。
旅人
2012/06/16 13:01
こんばんは、旅人さん
バイクと風景とてもマッチしています。
気持ちがすぐれない時なんてバイク乗っていると
忘れる気分ですね。これからもとことんバイク
楽しんで飛躍し楽しい人生お互い送りましょう。
山女魚
2012/06/23 22:07
山女魚さん、こんばんわ。

ありがとうございます。
今回は、思ったより写真がきれいに撮れてたんで、とても喜んでます。

オートバイと青い空と青い海。
そして、ライムグリーンのオートバイと木々の緑。
どれも、よく似合うんじゃないかと思っています。

山女魚さんは、昔峠を走ってた頃と同じように、いつでもフルスロットルなんですよね。
僕も山女魚さんのように、“青春真っ盛り”みたいな熱い思いで生きたいです。
旅人
2012/06/24 20:58

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