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zoom RSS ジョニーの夏・1993年・ちい散歩

<<   作成日時 : 2012/07/07 16:37   >>

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俳優地井武男さんの死を受けて、地井さんの番組「ジョニーの夏」や「ちい散歩」について、思いをつづってみた。そして、旅人にとっての1993年についても。


先日、俳優の地井武男さんが亡くなった。

特に彼のファンというわけではなかったのだが、

彼の出演した番組には、

思い入れの深いものがあったので、

とても残念だ。


なかでも、

1993年7月にテレビ朝日で放送された、

当時のネオ・ドラマシリーズの1作品である「ジョニーの夏」は、

これまでのすべてのテレビ番組をひっくるめても、

オレの一番好きな番組だった。

当時、VHSに録画し、

その後、DVD−RAMに変換して、

現在はBlue−Rayレコーダーで再生して見てる。


ということで、

今回、地井さんの死をきっかけに、

オレが大好きな地井さん出演の2作品、

「ジョニーの夏」と「ちい散歩」をモチーフとして、

現在の自分の心境をつづってみた。


★ジョニーの夏(原作 谷村志穂)

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●主な登場人物

ジョニー(地井武男):このドラマの主人公、米屋の主人トクさん。
   名は不明。名字は時田。
   若い頃からの夢を実現するため、
   清里での第2の人生を計画している。 
サリー(藤田弓子):トクさんの妻。米屋の奥さん。
   夫の行動に不安を抱きつつも正面きっての反対はしない。
時田ミナコ(田村英里子):時田家の長女。デパートに勤務。
   アキタ・タカユキと結婚の約束を交わしている。
   父の行動に反発する。
時田テツマ(高良陽一):時田家の長男。ミナコの弟。
   就職活動に苦戦している。
   姉と同じく父の行動に反発する。
アキタ・タカユキ(山本陽一):アキタ整形外科の院長。
   時田ミナコと結婚の約束を交わしている。
アキタ・美幸:アキタ夫妻の長女。
ポール(山田吾一):清里におけるジョニーの盟友。
   清里で妻と二人、第2の人生を楽しんでいる。
ローラ(草村礼子):ポールの妻であり、よき理解者。



●あらすじ

60才に近い米屋のトクさん(地井武男)は、若い頃から、子供たちが立派に成長したあかつきには店を閉め、新たな場所で新たなる人生をスタートさせようと考えていた。
それは、それまでの自分とは別の自分になるということを意味していた。

ある日、その機が熟したと判断した彼は、
突然、家族に対し、


オレはジョニーになる

と宣言する。
そして、以後自分を“ジョニー”と呼ぶように要求する。
さらには、店を閉めるとまで言い出す。
彼は、まるで青春時代に戻ったかのようにふるまった。
オートバイに乗り始め、清里でパラグライダーに挑戦したりもした。
店をほったらかしにして行方をくらますこともしばしばだった。


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       オートバイを楽しむジョニー。

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       同上

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       同上

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       パラグライダーを楽しむジョニー(右)とポール。

彼の真意を知らされていない家族たちは当然猛反発。
恋人タカユキ(山本陽一)とすでに結婚の約束を交わし、父親にその許しを求める機会をうかがっていた長女ミナコ(田村英里子)は、そんな父親を恋人に紹介できないと困惑する。
また、高校を卒業したのち、就職活動で苦戦していた長男テツマ(高良陽一)も、家族を顧みず無責任な行動をとる父親に激しく反発した。
さらに、妻(藤田弓子)も、店を閉めるという夫に、今後の生活についての不安を隠せない。

このようにジョニーと家族の溝が深まるなか、テツマがちょっとしたいざこざが元でジョニーをなぐってしまう。
そして、それをきっかけとして、それまでもたびたび行方をくらましていたジョニーが、出て行ったきり戻ってこなくなってしまったのだ。

さすがに良心がとがめたテツマは、父から送られてきた、手作りジャムの容器に書かれた住所を手がかりに、父親捜索のため清里に向かう。
そして、苦労の末ようやく父親の居所をつきとめる。

こうして父との再会を果たしたテツマ。
しかし、その場で行なった父に対する説得は不発に終わり、父の運転するオートバイの後ろに乗って、いっしょに東京に戻ってくる。

ジョニーは、その後も自らの計画を家族にうち明けようとしなかったので、依然として家族との軋轢が続いた。


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       勤務先のデパートを訪れたジョニーに苦言を呈するミナコ。

ところがである。
あるアクシデントをきっかけにして、ジョニーの計画が家族に明かされることになった。
ジョニーがパラグライダーで着地に失敗し、腕をくじいて病院に運ばれてしまったのだ。
清里の病院から報せを受けた家族は、急遽、ミナコの恋人タカユキも含め、家族全員で病院に駆けつける。
そこで、ケガが単なるネンザだと聞かされた一同は、あきれはててジョニーを責め始める。
しかし、付き添っていっしょに病院に来ていた、清里でのジョニーの盟友ポール(山田吾一)の謝罪の言葉をきっかけに雰囲気が和み、その場はおさまった。

その病院からの帰り、ジョニーに求められて、彼の乗る車のあとについていった家族たちは、ある場所で意外なものを見せられ仰天する。
それはジョニーの建設中の新居だった。
驚きのあまり声も出ない家族たちを前に、ジョニーは初めて計画の一部始終を語る。
すなわち、第2の人生として清里への移住を計画していること、そのため、すでに住居も自力で建設中であることなどを。


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       家族に建設中の新居を見せるジョニー。

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       ジョニーの新居となる建設中のJOHNNY’S HOUSE。

その日は、ポールの家に全員で泊めてもらうことになった。
そして、その晩のポール夫妻とジョニー一家の出会いを祝うパーティーでのこと、ポールと二人きりで話す機会を得たミナコは、彼の口からジョニーの熱い思いを聞かされる。その、思いやりにあふれ、真心のこもった説得の言葉によって、氷が融けるかのように、父親の行動に理解を示し始めるミナコ。
さらに、その話をたまたま立ち聞きしてしまったテツマも、姉と同様に心を動かされる。
こうして、家族のジョニーに対する反発心も次第に薄れていき、ついには完全に和解して、計画達成に向け、みなで協力するまでになった。


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       新居の完成パーティーであいさつするジョニーとサリー。

フィナーレは2年後という設定。
時田家をめぐっては、ミナコはすでに結婚し長女美幸を出産しており、テツマは無事就職できたうえ、仕事にも慣れてきたという状況になっている。

そんなある日、
テツマがミナコのアパートを、まだ1才くらいの姪の顔見たさに訪れると、ジョニーとサリーから届いたばかりだという小さな小包を見せられる。
中には、夫婦で作ったという自家製ジャムと、畑で作業する二人の幸せそうな写真、そして、簡単なメモ書きが入っていた。

そのメモ書きには、次のように書かれていた。



夏休みには

美幸を連れて遊びに

来てください。

  Johnny & Sally



このメモ書きを読み、美幸を囲みながらみんなで楽しく談笑するシーンをもって、ドラマは終わる。

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       美幸を囲んで談笑するラストシーン。



「ジョニーの夏」のオープニング映像と主題歌

オレは、

マニッシュの歌うこのドラマの主題歌、

眠らない街に流されて」が大好きなんだ。 (=^▽^=)

この曲には、

高速道路をオートバイで走行する時の胸の高鳴りと、

同じリズムを感じる。






ご覧のように、

たわいもない話だし、

ツッこまれればいくらでもボロが出てきそうな小品だ。

でも、オレにとっては何よりも元気をもらえる作品なんだ。


制作に関する技術的なことなんて問題じゃない。

オレにとって大事なのは、

その作品の根底を貫く“意志”なんだから。


表現が未熟でもかまわない。

ピュアな心で、

一生懸命になって、

明日を信じ、

より美しくありたい、

より善くありたい、

と努力する人たちの姿がそこにあるのであれば。

そして、最後にはその人の願いが叶う、

ハッピーエンドの展開が準備されているのであれば。


荒唐無稽でもいい。

どんな境遇にいる人にも、

チャンスや可能性がゼロであるわけではないことを、

力強く、声高に叫んでくれているのであれば。


それらは、

オレに生きる力と希望をもたらしてくれる。


生まれてからずっと不本意な人生をおくってきたオレは、

常に別の人生を生きることを夢見てきた。

イモ虫が、

脱皮して華麗な蝶に変身するように、

オレも生まれ変わって、

新しい人生を歩みたいと願っていた。

新生”という言葉は、

これまでのオレの全人生を通じて、

自身に勇気と希望を与えてくれる最善の言葉だった。


そんなオレにとって、

60才に近いジョニーが新たなる人生に踏み出す姿は、

理想であり憧れそのものだった。


オレもいつかはジョニーのようになりたい


そう思いながら、

この19年間、繰り返し録画ビデオを見てきた。

そして、見るたびに、

感動で心が熱くなった。

この作品はオレに活力を与えてくれる、

まさに、太陽のような存在だったのだ。


それにしても、

最近のドラマはみな若い人向けのものばかりで、

大人が楽しめるようなものがなくなってしまった。

その点、この「ジョニーの夏」は、

若者から高齢者まで、

老若男女誰でもが気軽に楽しめる、

肩のこらないとっても魅力的な娯楽作品だった。

特に作品中の多くの場面で流される、

「イン・ザ・モーニング」や「デスペラード」などのBGMは、

作品にシャレた雰囲気を添えてくれるとともに、

細かいことを気にせず、

作品の本質的部分をスムーズに受け入れられるよう、

手助けしてくれた。


オレは、

このように前向きで明るいドラマは、

先の見えない時代、

若者にとっても高齢者にとっても、

希望のもてない時代と言われる、

今のような時代にこそ、

ふさわしいのではないかと考えている。

今を生きる人々にこそ、

このようなドラマが必要なのであり、

このドラマによって多くの人々が癒やされるに違いないと。

それで、

何度かテレビ朝日に再放送の要請をしたのだが、

受け入れてもらえなかった。

著作権という特権にはばまれて、

このままこの名作が、

世の中から忘れさられ、

永久に闇に葬られてしまうのかと思うと、

やるせない思いだ。


★旅人の1993年

このドラマが放送された1993年は、

オレにとって思い出深い年だった。

以下にそのいくつかを記す。


3月6日(土曜日)

当時、走り屋をしていたオレは、

この日偶然出会った若い女性ライダーに、

走り屋行為を厳しくたしなめられ、

走り屋をやめる決心をした。


3月14日(日曜日)

前述の女性ライダーから、

峠の走行をやめて、

サーキットを走るよう薦められていたので、

この日、御殿場の富士スピードウエイで講習を受け、

サーキットライセンスを取得した。


4月14日(水曜日)

カワサキのKAZEのイベントに参加し、

富士スピードウエイで、

生まれて初めてのサーキット走行を行なった。


5月16日(日曜日)

富士スピードウエイで、

サーキットライセンス取得後初の、

スポーツ走行を行なった。

帰りに立ち寄った、

足柄SA(上り)のツツジがとてもきれいだった。

無料休憩所の女性職員にシャッターを押してもらって、

愛車といっしょの写真を撮った。

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       5月16日、足柄SAにて。

7月3日(土曜日)

某バイク雑誌のライディングレッスンに初めて参加した。

HSRプラザ東京でジムカーナみたいなことをやったのだが、

最初は一番遅かった自分が、

終わる頃には参加者の誰よりも速くなっていた。


7月11日(日曜日)

VHSのビデオカメラで、

初めて愛車ホンダNSR250Rを撮影した。

下は、その再生画面を、

最近になってデジカメで撮影したもの。

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7月14日(水曜日)

この日、たまたま会社を休んで自宅にいた自分に、

某バイク雑誌社から電話が入り、

初めて投稿した原稿が採用されたとの連絡を受けた。

翌月発行されたその雑誌には、

2ページにわたり写真入りで、

オレの記事が掲載された。


8月29日(日曜日)

静岡県の朝霧高原へのツーリング途中、

河口湖付近の国道139号線で、

対向車線を走ってきた女性ライダーから、

ピースサインをもらった。

その時の彼女の、

全身で喜びを現すような、

素晴らしいパフォーマンスに感動するとともに、

当時すでにすたれていたピースサインの価値を、

あらためて再認識したのだった。


以上、1993年は、

その後の自分にいろいろ影響を与えるような、

印象的な出来事の多い年だった。

また、この年には、

旅人好みの、

情熱やロマンを感じさせる曲

が多くリリースされた。

以下は、

この年リリースされた曲の中で、

旅人が特に好きな曲。


揺れる想い ZARD 1993年5月19日リリース





真夏の夜の夢 松任谷由実 1993年7月26日リリース





眠らない街に流されて MANISH 1993年7月28日リリース

 “ジョニーの夏”主題歌



1993年!

青春してたな。

まるで昨日のことのようだ。

できることなら、

この時代に戻りたい。



★ちい散歩

地井武男さんの出演する番組では、

同じくテレビ朝日の「ちい散歩」(2006〜2012年)という番組も、

オレの好きな番組だった。


この番組は、

地井さんが都内やその近郊を散歩しながら、

さまざまな風景や、

人との出会いを楽しむというもの。


オレは番組を録画して、

毎回、興味深く見ていた。


通常の旅番組とは違って、

観光地でもなんでもない、

ごくありふれた街の中を歩くだけの番組。

絶景が見られるわけでも、

豪華料理が出てくるわけでもない。

登場するのは毎回決まって、

商店街や路地や公園などだし、

食べるのはせいぜい揚げたてのコロッケくらい。


しかし、そのようなありふれたモチーフにも、

地井さんはその鋭い感性をはたらかせて、

おもしろいものを発見できたし、

普段見慣れたものたちにも、

新鮮な驚きと感動を見出していた。

そのように遊び心豊かに、

ロマンあふれる冒険物語を展開して、

見る者の心をときめかせてくれた。

規模こそ小さいけれど、

それはまさに、

夢と冒険とロマンの世界だった。


地井さんが散歩した場所で、

特に興味を惹かれたところには、

オートバイで出かけて行くこともあった。


たとえば、

2009年3月15日・日曜日には、

同番組で紹介された、

東急東横線日吉駅前のたい焼き屋さん(黒ねこのしっぽ)に行って、

名物の苺ヨーグルトたい焼きを買って食べた。


もっとも、

目当てはそのたい焼きだけではなく、

そこで働く若くてきれいな女性に、

会ってみたいという気持ちもあったのだが。






てか・・・


そっちの方がメインだったかも ( ̄一 ̄;)


この娘、

当時はまだ独身ってことだった。

なかなかきれいでしょ。 d( `・ω・´ )


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       テレビ朝日「ちい散歩」より。


名物の苺ヨーグルトたい焼き(焼く前)。

彼女が作ると思うと、

なおさらおいしそうに見えるね。 ( ^一。^ )


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       同上


彼女、オレが行った時には、

白衣姿で白い帽子を被ってた。

レジのところに立ってるのがわかるかな?

テレビで見るよりきれいだった気がする。


彼女のファンらしい人が、

けっこう買いにくるみたいだ。

いっぺんに10コとか。(笑)

オレは違うよ。(爆)


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 たい焼き屋さん、“黒ねこのしっぽ”。奥のレジのところに彼女の姿が見える。


住宅街に愛車を停めて、

さっそく食べてみると、

本当に苺が丸ごと入ってて、

なかなかの美味だった。


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この時のことは、ブログ「苺ヨーグルトたい焼き♪」に書いた。
ブログ「苺ヨーグルトたい焼き♪」を読む


また、

同番組で二子玉川の、

咲き誇るエドヒガンザクラが紹介された時は、

どうしても見に行きたくて、

翌年の2010年3月14日、

すでに満開を迎えていたそのサクラを見に行った。


二子玉川の多摩川河川敷で、

エドヒガンザクラの花に見入る地井さん。


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       テレビ朝日「ちい散歩」より。


二子玉川の多摩川の河原に到着。

ソメイヨシノより色の濃い、

エドヒガンザクラの花がとても艶やか。


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珍しいインコが妙味を添えてくれた。

このインコ、オレのバイクと同じ色。(笑)


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空までうっすらとピンク色に染まってる。

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これについても、ブログ「エドヒガン桜満開&ブログ界のこと」に書いて公開している。
ブログ「エドヒガン桜満開&ブログ界のこと」を読む


こんなに元気だった地井さんが亡くなるなんて、

考えてもいなかった。


というか、

考えられないよ!



なにしろ、

今年の2月頃だと思われる、

最後の散歩になった稲城での撮影の際には、

多摩丘陵の険しい山道を、

勢いよく駆け上がってたんだから。

それも死因が心不全というからなおさらだ。


医者によると心不全とは、

なんらかの理由で心臓の働きが弱まることを、

言うのだそうだ。

だから、

人はすべて死ぬ時は心不全で死ぬのだと言う。

そのため、心不全は病名でもないし、

本来死因とすべきものではないのだと。


あんなに元気だった地井さんが、

なんの病気もないのに、

まるで老衰のように、

心臓が弱って衰弱死するなんて、

オレには考えられない。

絶対におかしい。

オレは、自分を元気にし、

生きる勇気や希望を与えてくれた地井さんの、

本当の死因を知りたくてたまらない。

このままじゃ納得できない。


とはいうものの、

地井さんが、

実際にもうこの世にはいないというのも事実。


人間なんてあっけないもんだ。

いつどうなるかわからん。

明日のことだって。



このようなことがあると、

あらためて、

普段忘れている現実を思い知らされる。


やりたいことやらないと損だな


つくづくそう思う。


それにしても残念。

いつか散歩中の地井さんと出会って、

大きな声で、


ジョニーっ!!


って叫んでみたかったのに。


でもね、

ジョニーはオレの心の中で、

ずっとずっと生き続けてるんだ。

新生の象徴として、

夢とロマンを追い続けるヒーローとして。


地井さん、ありがとう。

オレ、これからも、

旅を続けるよ。

遊び心や冒険心を忘れないよ。

そうやって人生を楽しむよ。

地井さんがそうしていたように。



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