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<<   作成日時 : 2013/09/04 19:10   >>

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夏祭りでわたアメ屋をやった


地域の夏祭りに、

町会で模擬店を出すことになり、

僕はわたアメを担当することになった。


当日、わた菓子機の前に立ったのだが、

もちろん、

わたアメを作るなんて生まれて初めて。

なにをどうやったらいいのか、

まったくわからない。


本職がいるわけでもなく、

あまり詳しいことは教えてもらえないまま、

とりあえず作り方だけ教わった。


で、

何回か練習してみる。


まず、わた菓子機の電源を入れ、

まん中の穴にザラメを入れる。

画像

       わた菓子機。本職が使うものより小さい。

すると、

その穴から繊維状になったザラメが飛び出してきて、

容器内をグルグル回りはじめるので、

それを棒でからめとる。


こう言うと、

手順も少ないし、

簡単そうに思えるのだが、

回転するザラメをうまくからめとって、

形よくふっくらとしたわたアメに仕上げるのは、

それなりにコツのいる作業なのだ。


僕自身について言えば、

すぐにコツを覚えて、

それなりのものが作れるようになった。


秘訣は、

棒を指先でクルクル回転(自転)させながら、

容器内で素早く回す(公転)こと。

そうすると、

繊維状のザラメが、

棒に均等につくようになり、

よい形に仕上げることができるのだ。


しかし、

残念ながら、

僕といっしょにわたアメを担当していた仲間たちは、

そのへんがうまくできないようで、

形の小さなものしか作れないようだった。


ちなみに、

このわた菓子機は、

通常のものに較べて小型だったので、

入れられるザラメの分量も少なく、

いくらがんばっても、

普通より小さなものしか作れなかった。

それに、

使用する棒が普通の“わりばし”だったので、

短か過ぎて、

たとえ作れたとしても、

大きなものを支えるのは無理があった。

実際、このように小さなわたアメでも、

つき方が不安定で、

うっかりすると、

アメ自身の重みで、

わりばしから落下しかねなかった。

画像

       わたアメ、旅人作。このくらいの大きさが限界。

さて、

お祭りが始まり、

模擬店にもぽつぽつとお客が来るようになった。

毎回参加している、

ベテランの人たちの言うところによると、

わたアメは人気がなく、

あまり客は来ないだろうから、

担当者の人数は少なくていいし、

暑いので、

適当に休憩をとりながら、

のんびりやればいいとのことだった。

実際そのとおり、

当初は、ヤキソバなどほかの模擬店に較べて、

客が少なかった。

ところがである。

子供たちが引く山車(だし)が到着したとたん、

ほかのどの模擬店より多い、

10数人の子供たちが、

わた菓子機の前に列をつくってしまったのだ。

みな神妙な面持ちで、

わたアメができるのを、

今か今かと待っている。





聞いてないよーーーー  ( ´д` ) ←ダチョウクラブふうに





これにはアセった。

すごいプレッシャーを感じた。

素人にとっては、

たった1個作るだけでも、

けっこう神経を使う作業なのに、

いっぺんに10数個も作るなんて、

気の遠くなるような作業に思えた。


しかし、

とにかくやるっきゃない。

僕は気をとり直し、

1つ1つ慎重に作っていった。


そうして、

5個くらい作った時のこと。

あろうことか、

突然、うまく作れなくなってしまった。

アメが思うように、

わりばしについてくれなくなったのだ。


結局、

とても貧弱なわたアメしか作れなくなって、

わたアメの販売を中止せざるを得なくなった。


僕は、

機械の不調でわたアメが作れなくなった

と、

子供たちに説明した。

子供たちは、

文句も言わずに、

わたアメの券をほかの券と交換しにいった。

僕は、

恥ずかしさと申しわけない思いでいっぱいだった。


と、

その時、

僕はあることに思いあたった。

それは、

僕より前にわた菓子機を操作していた人が、

さかんに、

機械の内部を濡れたふきんで拭いていた


ということ。


僕は思った。

おそらく、

穴の中から飛び出してくるアメが、

何個も作るうちに、

次第に穴の周囲やまわりの壁についてしまうのだろう。

そして、そうなると、

アメはわりばしではなく、

周囲についたアメの方に、

(アメ同士)くっついてしまって、

わりばしにはほとんどつかなくなってしまう。

だから、その人は、

機械の内部を一生懸命拭いていたのだ。


と。



僕はさっそく、

近くの水道でふきんを濡らしてきて、

内部についたアメをそれで入念に拭きとった。

すると、

案の定、

その後はうまく作れるようになった。

子供たちにはそのことを伝えて、

希望者の分だけ作ってあげた。


このようなトラブルが起きたというのも、

伝えるべき人が、

僕にわたアメ作りに必要な情報を、

きちんと伝えなかったからだ。

おかげで、

お客である子供たちに、

大変な迷惑をかけてしまった。


その後は、

早めにわた菓子機の中を拭きとるようにしたので、

問題が起こることはなかった。

また、山車が出たあとは、

お客もチラホラになり、

適当に涼みながら、

余裕をもって作れるようになった。


なお、

子供たちの間では、

何人かわたアメ担当がいるなかで、

僕が作るわたアメが一番大きい

という噂(うわさ)が広がっていたらしく、

ある子の分を作っている時、

その子が、

この人が作ると大きいんだ

と言って笑顔になったのを憶えている。


さて、

夕方になり、

材料のザラメもなくなったので、

店をたたもうと思って作業をしていると、

4〜5才のとても可愛い女の子が、

若い母親とともに、

僕の前に現れた。

なんでも、

その女の子はわたアメが大好きで、

どうしても食べたくて来たのだという。


気の毒に思ったけど、

材料がなくてはどうしようもないので、

その旨説明して帰ってもらった。

女の子はすごくがっかりした様子で、

母親といっしょにすごすごと引き返していった。


しかし、

そのあと片付けものをしていると、

てっきりないと思っていたザラメが、

なんと、

荷物の下の方から出てきたではないか!


よし、これで作ってあげられる!!


そう思った僕は、

まだそのへんに、

女の子がいるかもしれないと思い、

店を出て会場の中を捜した。


女の子はすぐに見つかった。

彼女にわたアメを作ってあげると伝えると、

大喜びして、

僕のあとからついてきた。

歩きながら、


“おじちゃん、ありがとう”


と、

何度も何度も繰り返しながら。


僕は、

わた菓子機の前で胸を躍らせながら待つ、

小さな女の子のことを意識しながら、

心を込めてわたアメを作った。

そして、彼女に手渡してあげた。

彼女は感激した様子でそれを受けとると、

あらためて、


“おじちゃん、ありがとう”


と言ってくれた。


僕は思った。

世話になっても、

お礼の言葉ひとつ言えない大人が多いなか、

この子はずいぶんとしっかりしてるな。

きっと、母親によくしつけられてるんだろうな。

母親の方も、

今時の母親にしては珍しくしっかりしてる。


と。


しばらくしてのち、

その女の子が母親の自転車の後ろに乗せられて、

僕の店の前を通って会場から出て行くのが見られた。

彼女は通り過ぎながら、

大きな声で、


“おじちゃん、ありがとう”


と叫んだ。


そして、その後もずっと叫び続けて、

遥か遠くに行っちゃって、

とっくに見えなくなっちゃっても、

それでもなお、

一段と大きな声をはり上げて、


“おじちゃん、ありがとーーーーーーっ”


と叫び続けた。


何度も何度も何度も・・・


“わかったわかった、もうわかったからいいよ”

と言いたくなるくらい何度も。


その声は、

たそがれはじめた西の空に、

いつまでもこだましていた。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  テヘヘ ( ^ ▽ ^;)ゞ





“女の子は3才くらいまでに一生分の親孝行をする”

と言われる。

この年頃の女の子というのは、

それくらい可愛いんだそうだ。


僕に何度もお礼を言った例の女の子は、

祭りが終わる頃、

本職の露天商のおじいさんが店じまいをするのを見て、

おそらく、

大変なお年のように見えたので、

気の毒に思ったのだろう、

なんとか彼の手助けをしてあげようと、

一生懸命声をかけていた。


一方、

声をかけられたおじいさんの方は、

メチャクチャうれしそうだった。


僕のいるところからは、

少し離れた場所で起こったことなのだが、

彼らのほほえましいやりとりは、

僕の耳にしっかりと届いていた。




お年寄りの面倒をみようなんて、

なんてけなげで優しい子なんだろう!

自分も年寄りのひとりだし、

しかも、

飛びっきりみじめな年寄りなんで、

こういうやりとりには、

人一倍感動してしまう。




それにしても、

可愛い子だったな。

以前からそう思ってたんだけど、

この時あらためて、

この年頃の女の子って、

本当に天使みたいだと思った。

マジで・・・






しかし、

この頃はこんなに可愛いのに、

女性って成長すると、

どうしてこんなふうに、



ファッション ブランド メイク カネ オトコ ( `ω ´メ) ブヒ


なっちゃうんだ? ( ̄一 ̄;)

あの天使たちは、

いったいどこに消えたんだろう????






・・・て、

これ冗談ですから。

本気にしないでね。 ( - 人 - )

女性はみんな天使ですから。 ハ ハ ハ (;´▽`A




ま、冗談はさておき、

先日、

ある道路で信号待ちをしていると、

反対側の歩道で、

自転車に乗ったおじいさんが転倒した。

すぐ起き上がるかと思いきや、

そのおじいさん、

なかなか起き上がれない。

それを見て、

通りかかった数人の若い女性たちが助けに入った。

3人くらいで、

歩道にしりもちをついているおじいさんを、

必死で起き上がらせようとしている。

おじいさん自身も、

うれしさ半ば、恥ずかしさ半ばで、

照れ笑いを浮かべながら、

一生懸命立ち上がろうとしているのだが、

どうしても起き上がれない様子。

まわりの男性たちは、

ただ見ているだけで手を出そうとしない。

そうこうしているうちに、

信号が変わり、

僕はその場を離れたのだが、

女性たちの優しさに感動してしまった。

あと、

あのおじいさん、

状況からみて、

ただころんだだけじゃなく、

もしかしたら、

脳梗塞などの発作を、

起こしていたのかもしれないと思った。


一方、

昔、新聞で読んだ話だが、

目の不自由な人がホームから線路に転落してしまい、

ホームになかなか上がれないという状態だった時、

ひとりの若い女性(学校の教師だという)が、

線路に飛び降りて、

その人をホームに押し上げようとしたんだそう。

しかし、

女性の力ではどうにもならない。

せっぱつまった女性は、

ホーム上のすぐ近くにいる男性たちに声をかけ、

助けを求めたんだそうだが、

男たちは、

みな、見ているだけで、

誰ひとりとして動こうとしなかったという。


他にもこのような事例を多く見聞きしてきた僕は、

女性はやはり、

成長しても天使の素質を失わないんだなと思うにいたった。






帰る途中、

ガリガリ君(ソーダ)を食べた。

ソーダ味が、

さわやかでさっぱりしてて、

とてもおいしかった。

画像


青色の

空のカケラを

シャキシャキシャキっと食べたんだ

そしたら

青い青いミントの風が

身体の中を吹き抜けていったよ



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