夢と冒険とロマン

アクセスカウンタ

zoom RSS 彼女の手の中で

<<   作成日時 : 2015/03/01 18:07   >>

トラックバック 0 / コメント 0

その手は、柔らかく、湿り気を帯びて、温かかった・・・


わが家を、

仕事で定期的に訪れる若い女性がいる。

彼女はアルバイトの女子大生。


この人がものすごく美人なのだ。

目鼻立ちのはっきりした顔で、

日本海側の雪国に多いタイプ。

見るたびに、みとれてしまう。

まるで、魂を吸いとられるかのように。


先日、

訪れた彼女に代金を支払った際のことだ。


まず、お札を渡して、

そのあと小銭を渡したのだが、

彼女の手に小銭を置いた瞬間、

その手が、僕の手を包み込んでくるような、

そんな感触を覚えた。

彼女の手に抱擁されたような・・・




その手の柔らかいこと!!



これまでも、

女性の手に触れる機会は何度もあったけど、

こんなのは初めてだった。

世の中に、

こんなに柔らかいものが存在するのかと、

不思議に思えるほどだった。



その触感は、

個体とも液体とも異なっていた。

それは、あたかも、

温かく、しっとりと湿り気を帯びた空気に、

やさしく包まれたかのようだった。


彼女の手が、

僕の手に触れた瞬間、

目の前がパッと明るくなった。

身体の中を電流が走り、

しびれるような快感が全身をかけ抜けた。

鳥肌が立ち、

かつて経験したことのないような喜びを感じた。



思い出すたびに

今も、胸がときめく・・・





ことわっておくが、

これは恋愛感情などではない。

純粋に、

美への憧れであり、陶酔なのだ。






年が離れ過ぎ

無理だよ



十代の子に想われたりすることもある。

女性って、

年齢の開きが、

それほど気にならないみたいだ。

でも、

年の差が開き過ぎてる者同士の結婚は、

不自然だし、不健康な感じがする。

実際、

うまくいかない場合がほとんどのようだし。

かといって、

僕の性格じゃ、

遊びとわりきってつき合うなんて、

そんな器用なまねはできない。



そんな彼女も、

もうすぐこの仕事を卒業してしまう。

僕のところに来てくれるのは、

あと1回だけ。


美しい人を見る楽しみがなくなるのは、

つらくてさびしい。


しかし、

その最後の1回には問題もあるんだ。

それを考えると、

今から気が重くなる。

いろんな意味で・・・


というのも、

実は、

彼女の前任の女性の、

最後の訪問の時、

けっこうつらいことになったから。

どういうわけか・・・

そのことを思い出すと、

今でも胸が痛むし、

若干の罪の意識も感じてしまう。

別に、悪いことは何もしてないんだけど。


自分、女難運をもってるせいか、

女性と関わるとトラブルんだよな。

ろくなことがないんだよ。


今の彼女の最後の訪問の際には、

笑顔でさよならできるといいけど・・・



女性が好きなのに、

うまく関わることができない自分。

いろいろ不運にみまわれることが多いんで、

せめて、女性と楽しい時間を過ごして、

心のなぐさめにしたいとは思うんだけど、

実際は、

なぐさめどころか、

かえって、つらい思いをすることになってしまう。



それにしても、

楽しみのない人生だ。

毎日毎日、悪いことしか起こらない。

日々、新たなトラブルに巻き込まれ、

体調はいつも不安定。


これまで、

苦労して世界最高峰の著作を読み、

それによって、

英知を身につけてきたつもりだけど、

真実を知れば知るほど、

人間に幻滅を感じるようになったし、

社会に対しても、

絶望感を抱かざるをえなくなった。


オートバイで、

海や山に何十回と出かけても、

命がけの冒険をしても、

楽しいのはその時だけ。

家に帰れば、

いつものつらい生活が待ってる。


走りに関して言えば、

コーナーを攻める楽しみを知ってからは、

ツーリングというものに、

それほど魅力を感じなくなってしまった。

刺激が少なくて物足りないんだ。

そうかといって、

昔と違い、今は取締りが厳しいから、

峠を気ままに走ることなんてできない。

ちょっとでもスピードを出せば、

即、免停!


“走り”を楽しむこともできず、

ツーリングに行ってもつまらない。

たまに乗るとすれば、

愛車を運動させるために近場を走るだけ。

そんな、今の僕のバイクライフなんて、

残りカスみたいなもんだよ。



楽しいことには無縁で、

ただただ、トラブルに対処し、

苦しみに耐えるだけの毎日。

あしたのことを考える余裕などないし、

新しいことを始める気力も出ない。

孤独な生活の中、

思い出だけを頼りに細々と生きてる。

今の僕に残されてるのは、

老いることと、死ぬことのみ。


これが運命の神のシナリオなんだろう。

この神には悪意しか感じられない。

こんな調子だと、

あと100年生きても、

いいことなんて、一つもありそうもないな。



最近、

“終わった感”を強く感じるようになったよ。






ああ

いっそ、彼女の柔らかな手の中で

そのぬくもりで

淡雪のように融(と)けてしまいたい・・・




画像



*関連するブログ、「美女






                                        Copyright

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
彼女の手の中で 夢と冒険とロマン/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる